海外旅行2014-2019

この夏は、オーストリアチェコハンガリー中欧3か国旅行に行く予定だった。なぜ過去形かと言うと、つい先日「申込者数僅少によりツアー催行中止します、ごめんやで!」という主旨の手紙が届いたから…

いや、正直、めちゃくちゃ暑そうだし、とんでもない為替レートになってるし、スーツケースは壊れたままだし、お目当ての楽友協会でめぼしい公演やってないし、時期を改めようか?と少しだけ思ってた。でも、中止宣告されたときには呆然とした。

ただ、旅費の返金と賞与の支給が重なって一時的に懐が潤い、ニヤニヤが止まらなかったのもまた事実。国内の気になる建築巡りをするか、憧れジュエラーの指輪を買うか、プチ贅沢体験や美容医療に課金するか、あえて何もしないでおくか、色々妄想は捗る。

一方で、本当に海外旅行行きたかったら、すぐさま別手段を探して手配するだろうな…海外旅行の優先順位下がってるな…行きたい国いっぱい残ってたはずなのにな…とモヤモヤ。心穏やかじゃないので、過去の海外旅行を振り返って仕切り直したい。

 

◾️2014.3 フランス

初めて友達同士で海外へ。シャルル・ド・ゴール空港に着いたとき、ジムノペティ / サティだか 亡き王女のパヴァーヌ / ラヴェルだかがBGMで流れていて、自国の作曲家の布陣が強すぎる&クラシック曲をしれっと流すなんて洒落すぎてると身震いした。

モン・サン・ミシェルブルターニュ等も良かったけど、私が田舎出身の人間ということもあり、パリのキラキラ感は鮮烈だった。ラデュレのカフェでお茶したり、ピエールエルメのボンボンショコラを買ったり、ヴェルサイユ宮殿の煌めきを浴びたり、雑貨屋のイケメン店員さんにブレスレットをつけてもらったり、一つひとつがときめき体験。

建築にハマる前だったので、オランジュリー美術館、オルセー美術館ノートルダム大聖堂諸々をスルーしてしまったのが惜しい。今だったら、スイーツ系はパトリック・ロジェやジャック・ジュナンに行きたい。ヴァンドーム広場のジュエラー本拠地も覗いてみたい。10年に1度くらいはお邪魔したい国だわ…としみじみ思ってたら来年で10年!? 時間経つの早すぎ問題。目が醒めた。

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◾️2016.1 イタリア

楽しかったのは間違いないけど、必ずやリベンジしたいと思っている国。冬だったから寒いし暗いし、半分くらい雨降ってたし、某旅行会社のお手頃ツアーで食事もいまいちだったので。

印象に残っているのは…ベネツィアでゴンドラに乗ったり、フィレンツェでイケメンお兄さんのウィンクを拝領したり、ピサの斜塔の手前の洗礼堂で職員の方の上手すぎるアカペラを聴いたり、ナポリポンペイの古代遺跡を堪能したり、天空の町チヴィタで猫ちゃん達を見つめたり、バチカン市国でイタリアとの国境を跨ぎまくったり…リベンジしたいと言いつつも、ちゃんとしっかり楽しんでますね。でもやっぱりリベンジしたい。

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◾️2016.3、2017.4 台湾

個人的には、下手に国内旅行するなら台湾に行った方が満足度高いと思っている。皆さん親切だし、食べ物も美味しいし、物価も旅費も安めだし、電車も日本と似ていて分かりやすい。

1回目は、本場の鼎泰豊で小籠包を食べられて、テンション爆上がりだった。調子に乗って臭豆腐にチャレンジして撃沈したりもした。九份では、かの有名な夜景を見ることができて嬉しかった。

2回目は、友人に連れて行ってもらい、隠れ名店の小籠包やフワフワの台湾カステラを食べられて大満足。2度目の余裕をかまして「写ルンです」で写真を撮っていたのだけど、後日現像したら、暗い場所で撮った写真が軒並み真っ黒で笑ってしまった。

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◾️2019.4 オランダ ベルギー

オランダは、空気の清々しさ、自然の瑞々しさが印象に残っている。春限定で公開されているキューケンホフ公園にも無事足を運べた。辺り一面のチューリップに感動したなあ。公園だけではなく、ホテルや美術館から一般的な民家の窓辺まで、そこかしこに生花が飾られており、まさしく"花のある暮らし"が体現されていた。

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ベルギーは、全体的に小粋な雰囲気が漂っており、なんとも素敵だった。イメージとしては こじんまりとしたパリ、日本でいうところの金沢みたいな感じ。何を食べても美味しかったけど、とにかくチョコ!「ギャルリー・サンチュベール」というショコラトリーがこれでもかと並んだ通りがあり、楽園かと思った。世界一美しいと言われるアントワープ中央駅も見られて感無量。

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あとは、みんな知ってることだろうけど、この時期のヨーロッパは最高。気候が微妙だったイタリアと比べて、お天気に恵まれたオランダ・ベルギーの印象が格段に良い。秋もベストシーズンと聞くけど、実際どうなんだろう? 貧乏性なので、日照時間が長い方がお得な気がする。

 

◾️大昔

幼少期にハワイやグアムに連れて行ってもらったみたいだけど、あまり記憶がなくて残念。それよりも、小さい子供を連れて海外旅行を完遂した親がすごいと思う。

 

◾️備忘録

ルフトハンザ(エコノミー)に乗ることが多かったのだけど、毎度、機内食の金属のフタが尋常じゃなく熱くて面白い。ウェットティッシュで掴まないとやられる。もうしばらくルフトハンザはいいから、フィンエアーやエアフランスに乗ってみたい。

スーツケースの荷物のうち衣類系は、洗濯ネットに入れていくと便利。帰国後、そのまま洗濯機に放り込める。

 

◾️今後行きたい国

書き出すたびに思うけど、年1ペースで行けたとしても目標達成まで10年弱かかる。他の国も機会があれば行きたいのに間に合うのか。ぼんやり生きてたらいけないわ。そして、最近何を考えていても同じ結論に辿りつくけど、健康とお金と時間が絶対的に必要。あとは語学力。頑張れるところは、ぼちぼち頑張ろうと思います。

 

グルメ

美味しい物が大好き。ただ、日々の食事は雑な自炊が多くてエサか?という感じ。普段が粗食だと、味覚が研ぎ澄まされて、美味しい物をいただいたときの感動がより大きくなるのだ!!という謎理論を展開している。

この数年間で訪ねて美味しかったお店については、一応自力で頑張って調べたところも多く、人様に教えるのを渋っていた節があった。だけど、気になるお店が増える一方で再訪する機会がないので、とりあえずまとめておこうと心変わりした。ブログ形式では書きづらかったので、Instagramで代用。

 

Instagram: @_gasparddelanuit_2

https://instagram.com/_gasparddelanuit_2?igshid=YmMyMTA2M2Y=

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△ 乙女寿司(金沢)のノドグロにぎり

 

ちなみに、現時点でInstagramに載せているお店の8-9割は誰かと一緒に訪ねたところ。一人旅や一人外食に躊躇いがない(友達が少ない…)ので、本当はもっと載せたいお店があるのだけど力尽きてしまった。気が向いたときに少しずつ更新したい。

 

最後になりましたが、Instagramでお食事をまとめるアイデアは、Twitterで一方的に素敵だなと思っている方の真似をさせていただきました。

 

京都

街行く人に「京都と言えば?」と尋ねたら、「清水寺、八ツ橋、紅葉」あたりの回答が多そうだけど、個人的には「新緑」が一番。瑞々しい若葉、潤いを含んだ苔、澄んだ空気、全てが堪らない。しかもこの時期の京都は人が少ない。

先日、今年の新緑計画を立てようと「京都 新緑」で検索したら、まあまあ拝観済だったので我ながら驚いた。良い機会なので、いったん振り返ってみたいと思う。


◾️お気に入り3選

西芳寺(苔寺)

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個人的には西芳寺のことを新緑の帝王だと思っている。帝王なので当然 一筋縄ではいかず、事前に往復葉書で予約しなければならなかったり(今はオンライン予約可)、拝観料が3,000円と良いお値段であったり、お庭に入る前に写経が課されたり、様々な試練がある。

ハードルは高いものの、実際に訪ねれば納得の美しさ。私が拝観した日は、前日が雨・当日が晴れ〜薄曇りという最高の新緑日和で、ふかふかの苔、生命力溢れる若葉、神秘的な黄金池、絶妙に曲がった木々、湿って艶やかな飛び石、キラキラの木漏れ日…桃源郷のようだった。

http://saihoji-kokedera.com/top.html


②瑠璃光院

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自分が新緑派だと確信した場所。前職は冬〜春が繁忙期で、初夏は解放の季節だった。有給消化のため なんとなく寄ってみたら心が洗われた感覚になり、それ以来、京都の新緑の虜になった。

瑠璃光院と言えば、紅葉が漆の机に反射している様子が有名だけど、緑と黒のコントラストも負けず劣らず美しい。あと、門から寺院までの参道の植栽も素晴らしくて ときめく。ついでに「瑠璃光院」の名は、苔の朝露が青白く瑠璃色に光る様子に由来するそう。昔の人も新緑推しだったのかも。

https://rurikoin.komyoji.com


南禅寺 天授庵

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天授庵では、水を用いず石や岩で作られた枯山水庭園と、池の周りを散策する池泉回遊式庭園の両方が楽しめる。個人的には後者の方が好みだった。新緑を愛でながら、水が流れる音に癒されつつ、池にかかっている橋をのんびり渡っていると、何もかもが浄化される気がする。

ちなみに、橋はよくある形状ではなく、八ツ橋(複数の板をジグザグにしたもの)や飛び石状の橋等、バラエティに富んでいる。子供っぽくてお恥ずかしいけど、内心わくわくしちゃったよね。

https://nanzenji.or.jp/


以下は、ただのメモ。順不同。

◾️新緑目的で行ったところ

祇王寺(ここもお気に入り。「幽玄」という言葉が初めてしっくりきた) / 三千院 / 常寂光寺 / 高台寺 / 三室戸寺(アジサイが印象的) / 建仁寺 両足院(半夏生が涼しげ) 潮音庭(お庭がかっこいい) / 永観堂(大階段が渋い) / 京都府立植物園 / 二尊院 / 地蔵院 / 竹林の小径(2020年初夏、どうしようもなく気が塞いでしまい、早朝に一人で行った。人がいなくて広告みたいだった) / 鹿王院 / 退蔵院 / 東林院(白椿が儚かった) / 法然院 / 哲学の道 / 糺の森 / 東福寺 / 光明院


◾️新緑目的で行きたいところ

大徳寺 黄梅院(初秋に行ったから初夏にも行きたい。どシンプルな破頭庭にしびれた。池泉回遊式庭園推しと言ってたけど枯山水庭園も推す) 高桐院(冬…以下略。参道が優美) / 源光庵 / 光悦寺 / 蓮華寺 / 宝厳院 / 智積院 / 泉涌寺 / 詩仙堂


◾️おまけ

色々訪ねてきたけど、信心深いとか寺院に詳しいとかではない。"一度は行ってみたい 京都「絶景庭園」/ 烏賀陽百合" という本を思いっきり参考にさせていただいている。紅葉も新緑も同じモミジなので、紅葉の名所≒新緑の名所であるという話はちょっとした盲点だった。

あと、お庭を作った人やお手入れしてる人のことを尊敬してやまない。当時のカリスマ庭師 夢窓疎石氏のお庭巡りとかしてみたいし、拝観中に住職さんや職人さんが植物をメンテナンスされているところを見かけると、お邪魔させてもらって有り難いなあと思う。

もし自分が大富豪で、莫大な財産をどうにかしないといけなくなったとしたら、最先端の研究機関に寄付するか(時折論文の謝辞に登場する謎の人物になりたい)、古き良き建物やお庭の維持費として寄付するかで真剣に迷う。まあ所詮は妄想なのですが…心意気が大切だということで…何はともあれ、今年の京都の新緑も目一杯満喫したい。

 

※画像は「そうだ 京都、いこう」のサイトからお借りしました。

芸術鑑賞2022

2022年度は、去年、一昨年に行けなかった分を挽回するべく芸術鑑賞に出掛けた。せっかくなので覚えている範囲で振り返る。

 

◾️2022.4

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⚫︎懐石の器 @MIHO MUSEUM

展示が見たいというよりも、建物が見てみたい、どうせなら桜の季節に行ってみたい、欲を言えば展示も興味があるものが良い、ということで、満を持して行ってきた。

電車を乗り継ぎ、バスで山奥まで向かい、美術館の敷地内に着いてからもアプローチとしてトンネルがあり、わくわく感が高まる。枝垂桜も良い感じ。美術館自体は光の取り入れ方が素敵で、全体的に明るい雰囲気で好きだった。

展示では、螺鈿の施された深い緑色の器が気に入った。館内のカフェで飲んだみかんジュースも絶妙に美味しかった。

 

⚫︎華麗なる宝塚歌劇衣装の世界 @神戸ファッション美術館

きっかけは忘れたけど、数年前の雪組の望海風斗様・真彩希帆ちゃんの だいきほコンビにハマって、その時期の雪組だけよく観に行っていた。

この展示では、実際に宝塚スターが着用していた衣装を見ることができた。細部にまでスパンコールや刺繍が施されていて、気が遠くなりそうだった。宝塚スターご本人がキラキラなのは言うまでもないけど、衣装も小物も全てがキラキラ。一生キラキラしててほしい。

 

◾️2022.5

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⚫︎宝石展 @国立科学博物館

どうしても山の上ホテルに泊まってみたかったのと、コロナ禍中にうっかりジュエリーに興味を持ってしまったので、有給を取って東京へ行ってきた。

展示前半では、地球のどこでどのように宝石ができているのかを知れて、自然ってすごい…と感嘆。展示後半では、著名なジュエラーの力作達がこれでもかと並べられていて、そのパワーに圧倒された。国立科学博物館は、建物も美しいし、常設展も面白いし、かなり好き。

 

◾️2022.9 (5月からかなり開いた、何してたっけ?)

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⚫︎Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA" @大阪城ホール

一応コロナ禍中ということで、大人数が集まる場所に行くのは避けていて、こちらも行くつもりはなかった。が、ツアー直前にリリースされた「Spinning World」のMVに衝撃を受け、いつのまにかチケットを調達していた…???

久しぶりに拝んだPerfumeお姉様方は、ますます麗しくなっていて、うっとりだった。生で見れて嬉しかったな。2023年秋に衣装展をするみたいなので、必ず行きたい。

https://m.youtube.com/watch?v=F27FkOytdYA

 

⚫︎シダネルとマルタン展 @美術館「えき」KYOTO

この時期は、仕事で面倒な業務を仰せつかっており、魂が腐りかけていたので、勢いで憧れの「丸福棲」ホテルに一人で泊まってきた。ホテルを満喫し尽くすこと以外は何も決めていなかったので、ふらっと寄った展示が良くてラッキー。

シダネルもマルタンも良かったけど、シダネルの方が静かで控えめな印象で好みだった。基本的に人物画より静物画や風景画の方が好き。かなり良かったので、2020年のハマスホイ展以来 人生2度目の図録購入。

 

◾️2022.10

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⚫︎ロンドン交響楽団 @フェニーチェ

オーケストラも久々に聴きに行けた。ロンドン響の指揮者のラトル氏は以前ベルリンフィルで振っていた方で、一度聴いてみたかったのと、私の大好きな「ラ・ヴァルス / ラヴェル」を演奏するとのことで、これは必ず聴きに行かなければ!と謎の使命感を持って臨んだ。久しぶりの生演奏が沁みた。

コロナ禍中だったのと、チケット代がそれなりにしたので、お客さんのマナーが異常に良かった。曲間の咳払いすら一切なし。

 

⚫︎ルポン音楽祭 @アクリエひめじ

ベルリンフィルコンサートマスター樫本大進さんが姫路市の近くの赤穂市にゆかりがあるとのことで、毎年秋に名だたる演奏家を引き連れて、演奏会を開いてくれる。室内楽で全然知らない曲ばかりだったけど、こじんまり あたたかな雰囲気で楽しめた。

新しいコンサートホールの照明が星空みたいで可愛かったのと、何よりチケット代がなんと1,000円。ありがたい。

 

⚫︎Bruno Mars @京セラドーム

社会人2年目くらいから、憂鬱な気分のときは大抵ブルーノマーズを聴いて元気を出していた。緊急来日と聞いたら行くしかない。

圧倒的に歌が上手いし、ダンスもかっこいいし、楽器も何でも弾けるし、お茶目で可愛いし、大好きになってしまった。特に「Chunky」「That's What I Like」「Please Me」のアレンジが最高だった。

10月末のライブから12月頭まで、寝ても覚めてもブルーノマーズのことしか考えられず、YouTubeに上がっているライブ動画を繰り返し見ては悶絶していた。とにかく本当に本当に素晴らしかった!

https://youtu.be/Wee31Q6zWks

 

⚫︎雪組蒼穹の昴」@宝塚大劇場

だいきほコンビが退団してから宝塚への熱が落ち着いてしまい、かなり久々の観劇となった。ストーリーは面白かったけど、最後の締め方だけはちょっとご都合主義だなと感じた。前任のだいもん様なら、きっとバッドエンドだったことでしょう…と言いつつ、相変わらずあーさ様が麗しかったので、あーさ様見たさに 2023年春のチケットは確保済。

 

◾️2022.11

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⚫︎マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノリサイタル @ザ・シンフォニーホール

ガルシアさんは、2021年ショパンコンクールで3位に入賞したピアニスト。めちゃくちゃ楽しそうに弾いていて、いつか生で聴いてみたいと思っていた。アンコールの「ワルツ4番 op.34-3(子猫のワルツ) / ショパン」が軽やかで、とっても素敵だった。

使用ピアノは、少し珍しいファツィオリだった。過去2,3回聴いたことがあるけど、毎回、弱音が綺麗だな〜でも普通にスタインウェイの方が華やかで好きだな〜と思ってしまう。慣れの問題か?

 

⚫︎食器愛玩 @逸翁美術館

近くの建築見学ついでに寄った。建築(高碕記念館)に満足してしまって、こちらの展示の感想はあまりない。ロイヤルブルーに金の装飾のティーカップがあったような気がする。建築巡りについては、またいつか、きっとそのうちブログにまとめたい…

 

◾️2022.12

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⚫︎ゲルハルト・リヒター展 @豊田市美術館

谷口吉生氏が設計した美術館、早くこの目で見てみたいと息巻いていたわりに、興味のある展示がなかったり時期が微妙だったりで、訪れるタイミングを完全に見失っていた。この展示も初めは正直興味がなかったけど、嵐の松潤が絶賛していたので、思い切って行ってきた。

アウシュビッツ強制収容所をモチーフにした「ビルケナウ」にはものすごいエネルギーを感じたし、「ムード」等、柔らかな作品があることも意外だった。

 

⚫︎パリに生きた画家たち @ヤマザキマザック美術館

豊田市美術館のついでに寄ったけど、大正解だった。パリの美しい街並みの風景画はもちろん、常設の18-20世紀のヨーロッパの家具やガラスのコレクションが圧巻だった。

ちなみに、美術館の床材には、ヨーロッパの美術館で使用されているのと同じ木材を使用しているとのこと。たしかにヨーロッパの美術館で聞いたような足音がした。気のせい?

 

⚫︎カワサキワールド ※画像なし

乗り物もゆるく好き。先の愛知旅行では、ちゃっかり近鉄特急「ひのとり」にも乗っており、道中も満喫していたのであった…大きな物体が秩序だって動いてるのがすごいと思っている。

一番楽しみにしていた飛行機のフライトシミュレーターもばっちり体験してきた。だけど、チュートリアル的なものが何もなく、操作方法が分からないまま始まってしまい、見事に着陸失敗。クリスマスイブに女友達とずっと爆笑していた。大抵の場所には一人で行けるけど、科学館系は誰かと行きたい。

 

◾️2023.2 - 2023.3

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⚫︎李禹煥 @兵庫県立美術館

岩やガラス、鉄板等を用いた「関係項」が面白かった。いくつかあったと思うけど、激しめに割れたガラスの上に岩が載っている作品がダイナミックで惹かれた。

大きな白いキャンバスに、ワンストロークで筆を入れた「対話」も良かった。一般的に余白が多いと余裕を感じそうなものだけど、独特の緊張感が醸し出されていたのが印象に残った。女優の中谷美紀さんがおすすめされていたのでミーハー心で行ったけど、観に行って良かった。

 

⚫︎藤田嗣治展 @山王美術館

5,6年前に東京の迎賓館に行った際、藤田嗣治のポストカードをもらってから、なんとなく気になっていた。

正直なところ人物画はそこまで好みではなかった。というのも、クリムトのぬらっとした感じが苦手なのだけど、若干それに似たものを感じたから。逆に、お花の絵はどれも素敵だと思った。特に「花」という絵が綺麗で、しばらく見入っていた。春だね。

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以上16個! マイベストはブルーノマーズかな。素敵なものにたくさん触れられた2022年度だった。2023年度はそろそろ海外にも行きたい。

 

※画像はサイト等からお借りしました。

資格勉強2019-2022

少し前に産育休中のリスキリングが話題になっていたけど、私も数年前から年にいくつか適当な資格を取ることにしている。

きっかけは、仲の良い友人が某難関国家資格を取るために、仕事終わりにスクールへ通い、休日は終日自宅で勉強していた時期があり、衝撃を受けたこと。

一方私は、難関資格に手を出す勇気がない。なんとなく勉強時間400時間以上・勉強期間4か月以上は避ける。基本ゆるくやりたいので、頭の体操・ヒマ時間の有効活用・冬季鬱対策・会社の資格手当・転職したくなったときの心のお守りくらいに思っている。

 

話を戻して、リスキリングブームの今、勉強方法についてまとめて公開すれば、多少は誰かの役に立つかもしれないと思い、昔の勉強スケジュールメモを引っ張り出して文章を書き始めた。が、正直勉強方法は人それぞれだし、私がまとめても無駄だと冷静になったので、この数年で取った資格一覧と感想(ボヤキ?)だけ残しておく。

 

◾️TOEIC780点→845点

王道資格にも関わらず、学生時代 一度も受けていなかった。初回780点だったときは、大学生ぶりに英語に触れて、己れの脳の衰え具合に戦慄した。当時は図書館で勉強しており、ほとんど音読せずに挑んだため Listeningが酷かった。リベンジで845点を取ったときは、前回の反省を踏まえて家でボソボソ音読した。音読で喉を痛めがち、スマホで音声を聞いているうちにSNSを巡回しがち。そういえば、以下の発音関係のサイトが面白かった。

https://www.eigo-sense.com/howtostudy_accent.html

 

◾️簿記3級→2級

こちらもいわゆる王道資格。いずれも、2,3か月間 週1でテキストを眺めるという超絶スローペースで進めていたけど、突然、早く簿記から解放されたい!と我慢ならなくなり、3級は10日間、2級は1か月間だけ家に引きこもって受験生みたいな生活をして臨んだ。簿記の概念を考えた人は天才だと思う。

 

◾️応用情報技術者試験

サブのサブのサブくらいのポジションで、システム系の業務に携わる機会があったのだけど、見事に炎上して大変な思いをした。しんどかっただけでは癪だし、経験を何か形に残しておきたくて受験した。内容は結構面白かったので、ITパスポートや基本情報を飛ばして応用情報に挑んだところ、1回目は不合格。小学校低学年のときに英会話教室で受けた試験で、"are"の綴りを全部"aer"と書いて以来、久々に筆記試験で落ちてダメージを食らった。何事も基礎を疎かにしてはいけない。

 

◾️知的財産管理技能検定3級→2級

自分が長時間ストイックに勉強できないと悟る前に、どうせ取るなら手に職付けられる難関資格…弁理士とか…と血迷った時期があり、手始めに取った。結果、自分は法律系と相性悪そう・知財にそこまで興味なさそうと思い、弁理士は諦めた。いい大人になったけど、いまだに専門職に憧れている。

 

◾️秘書検定2級

資格手当が出るので渋々取った。純粋にへぇ〜と思う内容もあったけど、正直これで儲けている団体に対して一言物申したいという内容も多かった。

 

◾️仕事関係の超マイナー資格①

オンライン講義を受けて、論文を提出するタイプ。受講費がべらぼうに高かったけど、これで多少は職務経歴書を盛れるはず。多分。多分…

 

◾️仕事関係の超マイナー資格②

資格手当が出るので取った。内容は結構面白かったけど、受験料が高かったのでヒヤヒヤした。

 

今後気になるもの

◾️英会話

TOEICもそこそこで偉そうだけど、テスト形式はもういいから話せるようになりたい。定期的に転職サイトを見ていると、今の職種で英語が話せたら、転職して年収を上げられそうな雰囲気がある。AI相手に話せるスマホアプリがあるみたいだからやってみようかな。一人でふらっと海外旅行にも行きたい。

 

◾️統計検定2級

検定名がかっこいい。仕事でもじわじわ効いてきそう。

 

◾️FP3級(2024.1済) →2級

私生活で為になりそう。お金大事。

 

◾️Excelマクロ

マクロが使える同僚が退職してしまったので、若干困っている。あと、私は65-70歳頃までOL(レディで合ってます?)をやるつもりなので、マクロくらいできないと若者に煙たがれそう。

 

 

ここまで各資格に対して好き放題書いてきたけど、体系立てられた知識をざっくり理解していく一連の作業は結構好き。

そういえば、学生時代は家でしか勉強できなかったけど、社会人になって家で勉強しづらくなった。毎回「勉強期間中は節約できるかも?合格後に予算余ってたらジュエリーでも買う??」と思うけど、結局カフェに行ったりして、さほど節約できない。しかもちょっと太る。

 

 

あと、ものすごく話がズレるけど、ここまで読まれる方は激レアだろうから、勢いで書いてしまう。

私はごくごく一般的な家庭で育ったにも関わらず、昔からどうも出産・育児願望がない。万が一結婚できたとしても、マンションの隣り同士の部屋に住みたいので、多分結婚しない/できないと思う。友人も少なめだし、30-40代のどこかのタイミングで習い事を始めて、コミュニティを増やしておいた方が良さそうだなとぼんやり考えている。

友人の同僚(50代女性)で、長年 英会話教室に通っている方がいらっしゃって、その方いわく、英会話そのものより、英会話を習うような向上心があって前向きな人と関われるのが良いとのこと。もしも明確に学びたい分野が定まっていて、お金と時間に余裕があるのなら、思い切って大学院へ進学するのも面白そう。

 

ちなみに、結婚・出産・育児云々の話は5人にしたことがあり、1人は完全同意見で盛り上がり、今も頻繁に会っている(何様という感じだけど、気が変わったら私のことは忘れてライフステージを進めてと伝えてある)。3人には不思議そうな顔をされ、残りの1人にはドン引きされて疎遠になった。それ以来、口外するのは控えているけど、やっぱりどうしても自分の気持ちが変わらないので、今回、匿名を盾に長々と書き連ねたのでした…

 

とにかく心身ともに健康で、細々とでもお金を稼ぎ続け、毎日それなりに楽しく過ごすことが人生の最大目標。

 

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谷口吉生建築

建築ド素人だけど、建築巡りが好き。私の好みは、大まかに2つのベクトルに分かれていて、1つ目は引き算の美学が詰まったシンプルで洗練されたもの、2つ目は昔の人が趣向を凝らして作って 今に至るまで大事にされてきたもの。

今回は、1つ目のなかでも大好きな谷口吉生さんの建築について。谷口吉生さんの建築は、建物そのものだけではなく建物周辺も含めて、全てが整然と収められていて、清々しい気分になる。

ただ、その美しさは、目地(めじ:タイル等を縦横に配置する際のそれぞれの部材の継ぎ目の部分)を揃えていたり、窓から見える植栽、ガラスや水面に映る光の反射にまでこだわっていたり、柱の強度を保ちつつ細くすっきり見せるために わざわざ面取りしていたりすることによるらしい。

美と狂気って紙一重だなあとしみじみ。自分自身が適当な性格だから、余計に惹かれるのかもしれない。と、熱っぽく語りつつ、実際に訪ねたことがあるのは3つだけですが…

 

◾️訪ねたことがある建築

⚫︎鈴木大拙館 @金沢

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金沢市出身の仏教学者 鈴木大拙さんについて学べる博物館。宗教に関して不勉強なため、本質は理解できてないと思うけど、静謐な空気感が素晴らしかった。水面に白い建物が映っていて、視界の端の方で植栽の柳がゆら〜っと揺れている様子が心に残っている。建物裏にある森林公園を借景にしているのもさすが。私が訪ねた日は小雨が降っていたけれど、風流な雰囲気が醸し出されていて良かった。

 

⚫︎谷口吉郎・吉生記念金沢建築館 @金沢

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谷口吉生さんのお父様 谷口吉郎さんも有名な建築家、かつ 親子で金沢に縁があるそうで、この博物館では、金沢の都市や谷口親子の建築について学べる。実はこの写真に写っている面と反対側に水盤があり、建物内の窓から うっとりするような景色が見られる。また、私が訪ねたときはかなり空いていたので、スタッフの方が丁寧に案内してくださり、素人的には大変ありがたかった。

 

⚫︎豊田市美術館 @愛知

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いわゆる現代美術の展覧会が多めの美術館。美術館に着いてまず思ったのが、巨大…!そして、巨大なのに、細かい部分が凄まじく緻密…! 例えば階段。地面のタイルの目地、壁のタイルの目地、手すりの柵の間隔、全部が完璧に揃っていて痺れた。私は朝〜お昼までしかいられなかったけど、夕方〜夜も素晴らしいと思う。ちなみに、豊田市にはそこのメーカーの自動車しか走ってないのかなと思っていたけど、案外多種多様な自動車が走っていた。

 

 

◾️数年以内に絶対見に行きたい建築

以下2つ、東山魁夷と相性抜群だろうなあ。

以下2つは、すぐに行けそうなのに、何故かまだ行けていない。行けるうちに行かないと…

 

 

◾️他に好きな建築家と建築

最後に、谷口吉生建築以外について書いて終わりにしようかな。

⚫︎アルヴァロシザ氏

ポルトガルの建築家。40-50歳までに1つくらい見に行ってみたいという野望を抱いている。

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⚫︎安田幸一氏

ポーラ美術館 @箱根、福田美術館 @京都 に行ったとき、透明感・開放感があって気持ち良いなと思った。

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⚫︎その他

佐川美術館 @滋賀 も素敵だった。

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今回記事を書くにあたり、たくさんの写真を一気に見返して、我ながら好みが一貫しているなと思った。シンプル、直線メイン、白ベース、ガラス張り、明るい、植物、水…逆引き的に、好きそうな建築を探してみても面白いかもしれない。

 

※画像は各施設のサイトからお借りしました。

ファッション2022

ここ最近で好きだなと思った着こなしを載せてみる。THE ROWとtotemeより。

あと、ファッションと言えば、数年前にファッション関係の診断を受けたので、概要だけ書いておこうかな。

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ファッション関係の診断結果について。

◾️パーソナルカラー: 1st夏 2nd夏

大抵の人は春夏とか秋冬とか2つの季節にまたがってるのに、私は夏だけ。

万能とされるベージュも壊滅的に似合わなくて、顔が土色になってしまう。多分、柔らかい青をベースにした色が良くて、青+少量の赤、青+少量の黄 は問題ないけど、青+大量の赤、青+大量の黄、青+赤と黄の両方(オレンジ)がダメなんだろうと勝手に結論付けてる。

元からクローゼットの中身は、白黒グレーネイビーが9割だったので、買い替えコストがかからずラッキーだった。診断を受けてからは、たまに水色系を足すようになった。

 

◾️骨格: ナチュラ

肩幅が広めで、骨や筋が目立ち、胴体は薄め。身長がさほど高くないので、オーバーサイズを着ても何とかなるナチュラルは結構便利。骨格のせいか年齢のせいか分からないけど、ペラペラ生地の服を着ると貧相に見えるから買わないこと、シワシワの服はみすぼらしく見えるからアイロンをかけること、そこだけは気を付けてる。

余談。ワンピースは、ウエスト位置が合いづらいのと、ウエストの絞り方が甘くて寸胴に見える率が高いので要注意。セットアップ最強説。162cmくらいになりたかった。

 

◾️パーソナルデザイン: ボーイッシュ

正直普段は気にしてない。ギンガムチェックが似合うらしいけど、無地が好きなので無地ばかり選んでいる。多少遊びのあるデザインもありなんだな程度のざっくり理解でやらせてもらいます。あとは骨格の影響もあると思うけど、曲線より直線を意識している。

 

診断を受けたことで、失敗確率が減ったのと、失敗原因を分析しやすくなったのが良かった。失敗防止のために、手持ちの服をスマホアプリ(JUSCLO)で管理するようになった。

 

ちなみに冒頭の画像はあくまでも理想。シンプルでしゅっとしてるけど、抜け感があるスタイルに憧れる。以下の海外インスタグラマーさんお二方が素敵だなと思う。

https://instagram.com/jestem_kasia?igshid=YmMyMTA2M2Y=

https://instagram.com/cajmel?igshid=YmMyMTA2M2Y=

自分もまあまあお姉さんな年齢になったけど、小洒落たお姉さんになりたいなといつも思っている。