年度末に「2023年度芸術鑑賞まとめ」を書くつもりだったけど、現時点で件数が増えてきたので、それぞれの記憶が抜け落ちる前にいったんまとめます。
◾️2023.4
⚫︎マリー・ローランサンとモード @京都市京セラ美術館
マリー・ローランサンの作品は、なんとも可愛らしい雰囲気で好き。作風からほんわかした人物かと勝手に思い込んでいたのだけど、ココ・シャネル女史との確執エピソードを知って、少しイメージが変わった。確かにあの時代にここまで名声を上げられる女性、やり手に違いない。
⚫︎恐竜図鑑-失われた世界の想像/創造 @兵庫県立美術館
友人に誘ってもらって行ってきた。約200年前から恐竜の絵が描かれてたことに驚きつつ、恐竜にあまり興味がない身には やや退屈だった。単純な人間なので、絵画だけではなく大きな骨格標本等があったら、もっと楽しめたかもしれない…そもそも標本まで揃えると美術館というより博物館になるのか?
ちなみに、兵庫県立美術館は安藤忠雄さんの設計で、本館の他に「Ando Gallery」という別館がある。国内外の安藤忠雄建築の図面や模型が展示されていて、なんと入場無料。特にパリのブルス・ド・コメルスとヴェネツィアのプンタ・デラ・ドガーナ(名前調べ直した)の模型は何度見ても素晴らしい。いつか実物見てみたい。
◾️2023.5
⚫︎宝塚雪組 ライラックの夢路 / ジュエル・ド・パリ!! @宝塚大劇場
朝美絢様をお目当てに観劇。あーさ様、素人目にも分かるくらい毎回歌も踊りも佇まいもブラッシュアップされていて、どこまで行ってしまうのか末恐ろしい。あと、レビューでエトワールに抜擢されていた音彩唯ちゃんの天使のような歌声に心を撃ち抜かれた。しばらく観劇予定はないけど、落ち着いたらまたお邪魔したいな。
⚫︎TAR @映画館
去年の芸術鑑賞に映画を含めてなかったなと思いつつ、今年から入れてみる。去年は「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」だけ映画館で観た。Netflixでもいくつか観たはずだけど割愛。
こちらはケイトブランシェット様×ベルリンフィルということで鑑賞。私には難解すぎて、後で考察サイトを読み漁ってなんとか理解した。教養が足りなかったな〜。
◾️2023.8
色使いが明るくて可愛かった。南仏の光の下だと何でも鮮やかに見えるのかな。いつか現地に行って体感してみたい。花瓶がモチーフの作品がどれも好みだった。
でも、真夏に出向いてバテてしまったこと、予約時間より1時間早く着いて延々待つ羽目になったこと、会期終盤で大混雑だったことから、悲しくなるほど集中できなかった。気になる展示は早めに行くべし、ただし夏は避けるべし、という当たり前の教訓を得た。
◾️2023.10
⚫︎Perfume COSTUME MUSEUM @兵庫県立美術館
Perfumeの衣装展。何度かライブに行ったことがあり、この展覧会を心待ちにしていた。既製品をアレンジした初期の衣装も可愛かったけど、ここ10年ほどの作り込まれた衣装には凄みがあった。型紙の多さ、縫製の精緻さ、プリーツやフリルの細やかさに強い意志を感じた。あと、3人がスパンコールやビーズで怪我をしないよう、オーガンジー等で覆ってあったのが愛だった。
(メモ) 特に好きな衣装は、Cling Cling、Sweet Refrain、第69回紅白、Time Warp、FLASH。いずれも三田真一さんという方のデザイン。それから、実際に電飾が点いたSpring of Lifeとプロジェクションマッピングされたカンヌの衣装も見れて嬉しかった。かしゆかのウエストの細さに目が点。
⚫︎北川景子「37」写真集お渡し会 @神戸ポートオアシスホール
昔から北川景子さんのお顔が一番好きで、10年前にミーハー丸出しで握手会に行った。またいつかお姿を拝みたいと願っていたら、このたび写真集お渡し会が開催されて再会を果たせた(厚かましい)。
相変わらずお顔が小さくて、瞳が大きくうるうるしていて、お鼻が高くて、"麗人"という言葉がぴったり。前回はあまりにもお綺麗で一言も発せなかったけど、今回はちゃんと目を見て二往復会話できた。言うまでもなく写真集も素敵だった。神戸がロケ地だったようで、見知った風景が多くて嬉しかった。
⚫︎英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23「シンデレラ」@映画館
元々バレエには興味があったけど、なんとなく敷居が高くて観たことがなかった。夏に某漫画アプリで無料版の「絢爛たるグランドセーヌ」を一気読みし、その勢いで、冬に来日する有名バレエ団のチケットを調達。ふと我に返り、ド素人がノリで取るものじゃなかったかも…と焦り始め、映画館上映でバレエ鑑賞デビューしてきた。
3時間超で集中力が持つか不安だったけど、終始目が離せなかった。衣装も舞台セットも華やかで気分上がるし、何よりダンサーの皆さんのストイックさとエレガントさに痺れた。
(メモ) 踊り方にも個性があるんだなと思った。シンデレラ役のマリアネラ・ヌニェスさんはお手本みたい(お手本知らんけど)、仙女役の金子扶生さんはクリアでキラキラ、義理の姉達役のお二方は登場した瞬間からワクワク。あと、バレエはセリフが無いから、登場人物やストーリーはしっかり予習して行った方が良い。
⚫︎テート美術館展 光-ターナー、印象派から現代へ @大阪中之島美術館
イギリス テート美術館のコレクションから「光」をテーマに選定された展示。色々な画家や時代の作品を一度に鑑賞できて面白かった。一番好きな画家 ハマスハイの作品も2点ほど展示されていたので、しっかり目に焼き付けてきた。
妙に印象に残っているのは、バウハウスで使われていた「光」に関する教材。自身に絵心がないこともあり、絵の上手な人は生まれた瞬間から上手だと思い込んでいたのだけど、みんな練習したり研究してたのか…と地味に衝撃を受けた。そりゃ何事も鍛錬が必要ですよね。
とりあえず9個。10月分以外、だいぶ忘れてしまっており、その都度下書きに残しておけば良かったと反省。あと、6-9月は何してたんだろう…干からびてたかな? 秋冬も、チケット確保済の公演やライブ、気になっている展示がいくつかあるので、体調管理を徹底して全部しっかり楽しみたい。
※画像は各サイトからお借りしました。
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