食器

可愛い食器が好き。とは言え、雑で適当な暮らしをしている自分にとって、果てしなく縁遠い物でもある。だけど ある日突然、丁寧で優雅な暮らしを始めるかもしれない! そんな奇跡の日に備えて、素敵だなと思う食器をリストアップしておく。

 

◾️欲しい物

⚫︎ロイヤルコペンハーゲン

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「ブルーフルーテッド ハーフレース」シリーズ。職人さん手描きの小さいお花が可憐だし、ホワイトとコバルトブルーの組み合わせも好き。私が好きなハマスホイ(デンマークの画家)の絵にも、こちらのボウルが登場する。

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△ この季節ならではの「スターフルーテッド クリスマス」シリーズも可愛いんだよ〜! これでシュトーレンをつまみつつ温かい紅茶を頂きたい。

 

⚫︎ジノリ

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「ベッキオホワイト」シリーズ。波のような模様が美しい。頻繁に行ってるわけじゃないけど、ちょっと良いレストランでの遭遇率が高い気がする。そのたびに綺麗だな〜欲しいな〜と物欲を刺激されている。

 

⚫︎ヘレンド

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「ウィーンの薔薇」シリーズ。普段の自分ならファンシーすぎて手に取らないだろうけど、祖母の家にあるのを発見して、ゆめかわいい〜!とメロメロに。小さな器を小物入れにしたい。

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△ マイセン(ドイツのメーカー)には「マイセンのバラ」シリーズがあるらしい。オーストリアのバラよりドイツのバラの方が開花している(?)

 

⚫︎大倉陶園

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「ゴールドライン」シリーズ。どこかの喫茶店で使われていて、ティーカップの見本のようだと思った。シンプルイズベスト。気品がある。

 

⚫︎クリストフル

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「アルビ」シリーズ ・「オリジン」シリーズ。カトラリー界の王様による無駄のないフォルムにうっとり。ズボラ人間にシルバーは難易度高すぎると諦めていたけど、ステンレスの展開もあるとのこと。

 

⚫︎その他

ウェッジウッドの「ジオ」シリーズ や「ヘリア」シリーズも素敵。ナルミ、ノリタケでも可愛いのがあった気がする。

 

◾️すでに持っている物

物欲のままに書き散らしてたら、なんだか調子が出てきたので、自分が持っているお気に入りの食器も載せていきます。

⚫︎アスティエ ド ヴィラット

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「シンプル」シリーズのプレート。何の変哲もないデザインなのに、なぜか悶絶級に可愛い。この1枚しか持ってないけど、同じシリーズの他のサイズも欲しいし、マグカップも欲しい。

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△ 持ってないけど、他のシリーズも本当に可愛い。特に「マーガレット」シリーズが気になる。あと、グラスも超絶可愛い。とにかく ぜーんぶ可愛い!

 

⚫︎イッケンドルフ

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「チュチュ」シリーズ。脚の部分がバレリーナみたい。自宅で冷たい飲み物を飲まないのに、良心的なお値段に釣られて2種類購入した。1つは、サンタマリアノヴェッラのポプリ、もう1つは、クリスマスオーナメントを入れて飾っている。

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△ お洒落っぽく書いたけど、実際はお察しくださいってやつ。ポプリは、昔行ったイタリア旅行中にフィレンツェの本店で買おうとして道に迷って断念、帰国後も未練が断ち切れずにネットで買った。今や無臭。クリスマスオーナメントは、通年入れっぱなし。狭い家に収納スペースを作るの もったいないし億劫だし…お恥ずかしい話だ…

 

⚫︎バカラ

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年号入りタンブラー。こちらは頂き物。ただ、当時はバカラに関心がなく、受け取った3秒後には脳内に某フリマアプリが浮かんでいた。でも検品目的で箱を開けたら、クリスタルガラスの輝きに目が離せなくなってしまった。ちゃっかり自分の手元に置いている。

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バカラの良さに気付いてからずっと見てみたかった恵比寿ガーデンプレイスのシャンデリア、先日運良く東京出張があって無事に拝めた。ゴージャスで眩しい! この写真、一生懸命撮ったつもりだったけど、なんか隠し撮りみたいな構図で可笑しい。

 

⚫︎クチポール

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「DUNA」シリーズ。とあるフレンチのお店で使われていて、後日必死で画像検索して購入。見た目も可愛いけど、使い心地が抜群に良い。人間工学に基づいた設計とのこと。一番人気の「GOA」シリーズと違って、スプーンが楕円形で食べやすい。

 

⚫︎KINTO

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「UNITEA」シリーズのティーポット。シンプルな形が可愛い。ただ、蓋に若干難あり…紅茶を蒸らしている間に金属の蓋まで熱されて危険。たまにこちらを採用しているカフェに出くわすと、心の中で「皆さん火傷に注意やで〜」と呼び掛けている。まあ可愛いからOK。

 

◾️番外編

⚫︎ティファニー

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「オーデュボン」シリーズ。自分が欲しいというより、食器とティファニーが好きな友人に贈りたい。小さめのプレートくらいなら手が届きそうなんだけど、お互いの誕生日プレゼントの予算からはオーバーする。渡したら気を遣わせるかなあ、でもプレゼントしたいなあ。

 

 

食器って「この価格帯なら買っても良くない?」と思うときと「適当な料理しか作れないのに無駄遣いでしかない!」と思うときとの差が激しくて、意外と購入まで至らない。いや、まずは可愛い食器に見合う家に住みたいわ…尽きぬ欲望を胸に、これからも労働に勤しみます。

 

 

※画像のほとんどは各メーカーのサイトやInstagram等からお借りしました。また、以下は私の好きな雑貨屋さんです。一応全部お邪魔したことはあるものの、もっぱらSNSを眺めるばかりなので、この機会にひっそり公開。上の3店からも画像お借りしました。

 

贅沢品2023②

我ながら驚きの展開だけど、2023年度2回目のジュエリー購入です! いつもだったら最初に経緯を書くところだけど後回し。

 

◾️購入品

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レポシのリングを買いました! 前回に引き続き、具体名は控えます。

レポシは、弱冠37歳の女性がディレクターを務めるイタリアのジュエラー。モダンでエッジの効いたデザインが特徴。

 

唐突だけど、私の好みは どのジャンルにしても2つの方向に分かれることが多い。ざっくり言うと、シャープな感じとクラシックな感じ。例えば建築。五分五分で好きだな〜。

f:id:lavalse_2:20231109195816j:imageリスボン万博ポルトガル館(アルヴァロシザ) / 迎賓館赤坂離宮(片山東熊)

服装も五分五分で好き。でも結局、機能性重視で8割が前者寄り。ご承知おきのとおり、画像はあくまでもイメージです。本人こんなにスタイルもセンスも良くないので悪しからず…

f:id:lavalse_2:20231110082145j:imagenorc / anayi

ジュエリーに話を戻すと、レポシは圧倒的に前者。自分がよく着る服装の方向性から考えると、レポシのリングを付け足したら、私も、関西人の憧れ「しゅっとした人」に近付ける気がした。まあ正直、レポシのハンサムさを身に纏えば、大抵の人はワンランクかっこよくなれる。実物を手にした今、本当に洗練されたブランド・デザインだなあと改めて魅了されています。

 

レポシは東京にしか店舗がないので、関西在住かつ試着重視の私は、季節によって変わる指のサイズや服装との相性を確認するため、期間を空けて2回東京遠征した。何度行っても大都会の百貨店にはそわそわしたけど、店員さんがいつも明るく親切に接してくださって有り難かった。

雫型のリングは、フランス ノルマンディー地方のアンティフェール岬がモチーフとのこと。過去にノルマンディー地方を訪れた際、大部分(お気に入りはオンフルールとルーアン)には穏やかな印象を受けたけど、激しい潮風に晒されたり、険しい岩壁が目に入ったりして、一筋縄でいかなさそうとも感じた。前知識なくリングの画像を見て、媚びない雰囲気に惹かれ、モチーフを知ってからは、二面性のある土地に想いを馳せて より一層惹かれるようになった。

デザイン面だけでなく実用面でも頼もしい。ラフな服装にも馴染みつつ確実に格上げしてくれるし、手を洗っても雨に濡れても問題なし。母から譲ってもらった最強の万能リング、カルティエ トリニティと双璧を成すほど使いやすい。よくジュエリーは日割計算と言われるけど、一瞬で元を取る自信がある。時期を早めて手に入れて大正解だった!

 

 

そして、なぜ今年度 2つも大物を買った/買えたのか? 当初はブログ冒頭に持ってくるつもりで書き進めていたけれど、まあまあ下世話な内容になったため後回しにした。本来ならお蔵入りにすべきなんだろうけど、私自身、SNSハイブランドを次から次へとお迎えされている方々を見て、貴族なのかな?と思わなくもないので(私だけ?)、備忘録も兼ねて残しておきます。購入理由は主に5つ。

①臨時収入を得たこと

まずは最重要ポイント。約半年前、長い間放置していた古の預金通帳を発掘。全く期待せず記帳したところ、結構まとまった額が入っていた。一応断っておくと、親が貯めてくれていたとかではなく、数年前に自分の貯金を自分の口座同士で移し替えていた模様。記憶力に一抹の不安は残るものの、謎のポジティブさを発揮してラッキーと捉えることにした。

②欲しい物が明確だったこと

贅沢品と一括りに呼ぶけど、ジュエリー、バッグ、時計、インテリア等、カテゴリーは無限にある。その中でも私は、ジュエリー というかリングが特別に好き。なぜなら、身に付けたときに視界に入って嬉しい、ブランド物でも嫌味になりにくい、流行り廃りが激しくない、収納スペースを取らない、維持費がかからない 等々。そして、私が一年以上同じ熱量で恋焦がれたリングは、タサキ、ショーメ、レポシの3つだけ。残るは1つ、いつか必ず揃えたかった。

③価格改定が多すぎたこと

ハイブランド全般に当てはまるけど、昨今の値上げ幅・頻度とも尋常じゃない。単純に自分がターゲット層から外れてきているという話なんだけど、そう遠くない未来に、どれだけ背伸びしても手が届かなくなると感じていた。常に変な焦燥感に駆られており、若干しんどかった。

④消費のバランスを変えたかったこと

私はおそらく生涯未婚なので、周囲よりお金にシビアにならないといけなさそう。そのわりに強欲で、美味しい物も食べたいし、可愛い服も着たいし、健康と美容にも気を配りたいし、芸術鑑賞もしたいし、ヨーロッパ旅行にも行きたいし、それなりの家に引越しもしたい。独身でもできる親/祖父母孝行だってしておきたい。となると、ジュエリー比率を下げるしかないけど、「長期間欲しいと思い続けていて、決断さえすれば手に入る物」を傍目に気持ちを切り替えられなかった。

⑤口実を捻出したこと

今年の夏に、年齢&(プチ)昇格記念でショーメを購入した。後から思うに、私の人生でメモリアルな出来事は稀だし、別々にしても良かった。ただの愚痴だけど、今回の昇格では損だと思うことが多くて疲弊気味。同レベルの役職者も複数いるなかチームで一番面倒で嫌いな業務担当になって最悪だし、指導の仕方も未だによく分からない。セルフ激励でレポシなんて贅沢すぎるけど、一度くらい良いよね。強くなりたい。

 

長々と理由を書き連ねて、理性を保ってお買い物した風を装ってきたけど、初めてレポシのリングを試着させてもらったときは内心ときめきが止まらなかった! これだからジュエリーが大好き! でも購入するのは一区切りかなあ。しばらくは手持ちで充分すぎるほど楽しめそうだし、数年後には価格高騰により雲の上の存在と化してそう…

切ない感じで終わるのも微妙なので、個人的に別枠扱いにしているリングで締めくくります。私がずっと素敵だなと思っているのは、エメラルドカットのダイヤモンドのリング。薬指はもちろん、人差し指や中指に付けても可愛い。自分の手元に置きたいとまでは思わないので、あえて詳しく調べずに別枠へ入れてるんだけど、凛とした雰囲気がすごく好み。

きっかけはコロナ禍だったけど、ジュエリーに興味を持てて良かった。キラキラ見てたら元気が出る!

 

※画像のほとんどは、各社のサイトやInstagramからお借りしました。アルヴァロシザの建築は出典不明です。

 

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芸術鑑賞2023①

年度末に「2023年度芸術鑑賞まとめ」を書くつもりだったけど、現時点で件数が増えてきたので、それぞれの記憶が抜け落ちる前にいったんまとめます。

 

◾️2023.4

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⚫︎マリー・ローランサンとモード @京都市京セラ美術館

マリー・ローランサンの作品は、なんとも可愛らしい雰囲気で好き。作風からほんわかした人物かと勝手に思い込んでいたのだけど、ココ・シャネル女史との確執エピソードを知って、少しイメージが変わった。確かにあの時代にここまで名声を上げられる女性、やり手に違いない。

 

⚫︎恐竜図鑑-失われた世界の想像/創造 @兵庫県立美術館

友人に誘ってもらって行ってきた。約200年前から恐竜の絵が描かれてたことに驚きつつ、恐竜にあまり興味がない身には やや退屈だった。単純な人間なので、絵画だけではなく大きな骨格標本等があったら、もっと楽しめたかもしれない…そもそも標本まで揃えると美術館というより博物館になるのか?

ちなみに、兵庫県立美術館安藤忠雄さんの設計で、本館の他に「Ando Gallery」という別館がある。国内外の安藤忠雄建築の図面や模型が展示されていて、なんと入場無料。特にパリのブルス・ド・コメルスとヴェネツィアのプンタ・デラ・ドガーナ(名前調べ直した)の模型は何度見ても素晴らしい。いつか実物見てみたい。

 

◾️2023.5

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⚫︎宝塚雪組 ライラックの夢路 / ジュエル・ド・パリ!! @宝塚大劇場

朝美絢様をお目当てに観劇。あーさ様、素人目にも分かるくらい毎回歌も踊りも佇まいもブラッシュアップされていて、どこまで行ってしまうのか末恐ろしい。あと、レビューでエトワールに抜擢されていた音彩唯ちゃんの天使のような歌声に心を撃ち抜かれた。しばらく観劇予定はないけど、落ち着いたらまたお邪魔したいな。

 

⚫︎TAR @映画館

去年の芸術鑑賞に映画を含めてなかったなと思いつつ、今年から入れてみる。去年は「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」だけ映画館で観た。Netflixでもいくつか観たはずだけど割愛。

こちらはケイトブランシェット様×ベルリンフィルということで鑑賞。私には難解すぎて、後で考察サイトを読み漁ってなんとか理解した。教養が足りなかったな〜。

 

◾️2023.8

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⚫︎マティス展 @東京都美術館

色使いが明るくて可愛かった。南仏の光の下だと何でも鮮やかに見えるのかな。いつか現地に行って体感してみたい。花瓶がモチーフの作品がどれも好みだった。

でも、真夏に出向いてバテてしまったこと、予約時間より1時間早く着いて延々待つ羽目になったこと、会期終盤で大混雑だったことから、悲しくなるほど集中できなかった。気になる展示は早めに行くべし、ただし夏は避けるべし、という当たり前の教訓を得た。

 

◾️2023.10

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⚫︎Perfume COSTUME MUSEUM @兵庫県立美術館

Perfumeの衣装展。何度かライブに行ったことがあり、この展覧会を心待ちにしていた。既製品をアレンジした初期の衣装も可愛かったけど、ここ10年ほどの作り込まれた衣装には凄みがあった。型紙の多さ、縫製の精緻さ、プリーツやフリルの細やかさに強い意志を感じた。あと、3人がスパンコールやビーズで怪我をしないよう、オーガンジー等で覆ってあったのが愛だった。

(メモ) 特に好きな衣装は、Cling Cling、Sweet Refrain、第69回紅白、Time WarpFLASH。いずれも三田真一さんという方のデザイン。それから、実際に電飾が点いたSpring of Lifeとプロジェクションマッピングされたカンヌの衣装も見れて嬉しかった。かしゆかのウエストの細さに目が点。

 

⚫︎北川景子「37」写真集お渡し会 @神戸ポートオアシスホール

昔から北川景子さんのお顔が一番好きで、10年前にミーハー丸出しで握手会に行った。またいつかお姿を拝みたいと願っていたら、このたび写真集お渡し会が開催されて再会を果たせた(厚かましい)。

相変わらずお顔が小さくて、瞳が大きくうるうるしていて、お鼻が高くて、"麗人"という言葉がぴったり。前回はあまりにもお綺麗で一言も発せなかったけど、今回はちゃんと目を見て二往復会話できた。言うまでもなく写真集も素敵だった。神戸がロケ地だったようで、見知った風景が多くて嬉しかった。

 

⚫︎英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23「シンデレラ」@映画館

元々バレエには興味があったけど、なんとなく敷居が高くて観たことがなかった。夏に某漫画アプリで無料版の「絢爛たるグランドセーヌ」を一気読みし、その勢いで、冬に来日する有名バレエ団のチケットを調達。ふと我に返り、ド素人がノリで取るものじゃなかったかも…と焦り始め、映画館上映でバレエ鑑賞デビューしてきた。

3時間超で集中力が持つか不安だったけど、終始目が離せなかった。衣装も舞台セットも華やかで気分上がるし、何よりダンサーの皆さんのストイックさとエレガントさに痺れた。

(メモ) 踊り方にも個性があるんだなと思った。シンデレラ役のマリアネラ・ヌニェスさんはお手本みたい(お手本知らんけど)、仙女役の金子扶生さんはクリアでキラキラ、義理の姉達役のお二方は登場した瞬間からワクワク。あと、バレエはセリフが無いから、登場人物やストーリーはしっかり予習して行った方が良い。

 

⚫︎テート美術館展 光-ターナー印象派から現代へ @大阪中之島美術館

イギリス テート美術館のコレクションから「光」をテーマに選定された展示。色々な画家や時代の作品を一度に鑑賞できて面白かった。一番好きな画家 ハマスハイの作品も2点ほど展示されていたので、しっかり目に焼き付けてきた。

妙に印象に残っているのは、バウハウスで使われていた「光」に関する教材。自身に絵心がないこともあり、絵の上手な人は生まれた瞬間から上手だと思い込んでいたのだけど、みんな練習したり研究してたのか…と地味に衝撃を受けた。そりゃ何事も鍛錬が必要ですよね。

 

とりあえず9個。10月分以外、だいぶ忘れてしまっており、その都度下書きに残しておけば良かったと反省。あと、6-9月は何してたんだろう…干からびてたかな? 秋冬も、チケット確保済の公演やライブ、気になっている展示がいくつかあるので、体調管理を徹底して全部しっかり楽しみたい。

 

※画像は各サイトからお借りしました。

 

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ファッション2023

実は秋が得意じゃない。だんだん暗く寒くなるにつれて、どんどん気が滅入ってくる。ファッション面でも、秋らしいベージュ系の色味が似合わず、いまいち心躍らない。というわけで、ここ数年は秋服を買い足してなかった。

ただ、最近の酷暑に嫌気が差してきて、秋の方がいくらかマシだと思うようになってきた。同時に秋服も欲しいとも思い始めて、周回遅れで色々見ているところです。秋服って可愛いんだね〜。

せっかくなので、価格帯も体型も度外視して素敵だなと思った秋服まとめ。totemeとnorcより。

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こういうAラインの服も可愛い。keisuzukiより。もはや秋服でもないし、着る機会も少なそうですが。

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結局、白、黒、グレー、ネイビー主体で、わりと細身のシルエットが好み。ほんの少し緊張感があると、よりグッとくるかも。

最後にどうでもいい話。今年の夏は、暑さに負けて ほぼ毎晩アイスを食べてしまった。惹かれるファッションに対して、身体のシャープさが足りてない。さすがにアイス減らすべきだね…頑張ろう…10月から…

 

贅沢品2023①

2023年度は節目の年齢になるということで、景気付けにジュエリーを買うと決めていた。

そんななか、夏休みに行くつもりだったヨーロッパ旅行が催行中止になり、思わぬところで予算が浮いた。それに、旅行関係なく貯金も目標額を突破していた。また、仕事では半期ごとに昇格の機会があり、運良く2期連続で昇格した。さらには、ずっと憧れていたジュエリーが廃盤になるという噂を聞きつけた。

良い感じの口実が良い感じに揃ってるし、もうこれは手に入れても良い感じじゃない?ということで、冬の誕生月を待たずに清水買い。

ちなみに、貯金は数千万円とかそういう額ではない。SNS見てると富豪ばかりで怖くなる。あと、昇格も、会社の職階が異常に細かいだけで全然管理職とかではない。しかも購入時点では口約束状態で、先日ようやく通知をもらった。とりあえず虚構の記念品にならなくて良かった〜。

 

◾️購入品

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ショーメのリングを買いました! ただ、生活圏で被ったことがないので、具体名は万が一の何かしらに備えて伏せておこうかな (我ながらはっきりしないブログだわ)。

 

ショーメは「グランサンク」と呼ばれるパリの5大ジュエラーの一つ。ティアラやハチを模したシリーズが有名。

2018年夏に東京旅行に行った際、たまたま三菱一号館美術館でショーメ展が開催されていた。冷やかしでお邪魔したところ、数多のティアラの圧倒的な美しさ、ナポレオンの頃から続く伝統と その矜持、他メゾンの職人さんからも一目置かれていると言われる超絶技巧にすっかり心を奪われた。

ただ、当時の私は、モノ消費に興味がなく、自分がジュエリーを買って身に付けている姿は一切想像していなかった。百貨店のジュエリーフロアに降りた経験もなかったはず。でも、コロナ禍でコト消費が難しくなったのを機にジュエリーが気になり始めてからは、いつも頭の片隅にショーメがいた。

 

数年前に転職したとき、自分へのご褒美に何か買おうと、ショーメに試着しに行ったことがある。比較的優しい価格帯の品物を検討していたのだけど、物自体はとびきり可愛いのに、私にはあまり似合わなかった。

見かねた店員さんがご厚意で別の品物を出してくださり、そのただならぬ気品に思わず息を呑んだ。それもそのはず、世界の王族・皇族用のティアラの製作技術が小さなリングにも注ぎ込まれているとのことだった。

恐れ多くも試着させてもらうと、リングと自分の品格の釣り合いはさておき、デザイン面だけで見ると案外違和感はなく、何より気分が高揚した。妥協せず自分のタイミングまで待つこと数年、SNSのジュエリーに詳しい方にも相談させていただき、最終的に廃盤にとどめを刺される形で購入に至った。

 

正直な話、まだまだ分不相応だと感じていて、今のところは家で眺めたり着けたりして、ただただ見惚れる…と、美術品のようなポジションになっている。秋にいくつか芸術鑑賞の予定があるので、そこでデビューさせようかな? 使えば使うほど元を取れると承知のうえで、あえて芸術鑑賞時の永遠の相棒にするのも粋かもしれない。

 

まだ誕生日を迎えていないとは言え、年齢だけで考えると随分と大人になった。昔からずっと、精神的・経済的に自立した人になりたい、品と知性と遊び心のある人になりたいと思ってきたけど、仕上がりはいかほどか…まあ、理想に及んでいないのは間違いない。でも、過去に戻りたいとも思わないので、とりあえずはこんなものかしら。

多分ここから先が正念場なんだろうな。特に、自分自身と家族の老いを素直に受け入れられるのかすごく気になる。抗いようがないし、普段は呑気に生きてるけど、ふとした瞬間に鬱々としてしまう。

というわけで、理想の人物像こそ掲げてきたものの、人生のうち大半を「昔より今の方が良い」と思いながら過ごせたら、それ以上はないなあ。美しいリングに心の栄養をもらいつつ、一日一日を大事にしていきたい。

 

※画像はショーメのInstagramからお借りしました。

ホテル

ゆる〜い趣味の一つに建築巡りがある。新しくてシャープな建物も好きだし、昔からある重厚な建物も好き。後者は、言ってしまえば昔のお金持ちの人が建てたものが多く、建物の細部や調度品が凝っていて、見ているだけでうっとり。

ただ、人間欲深いもので、見学だけではなく宿泊可能な建物もあると知れば、そりゃ泊まってみたくなる。そのなかでも、現世で泊まり損ねたら成仏できずにそこに出没してしまうかもしれない(超迷惑)と思うホテルがいくつかあり、晴れてこの夏コンプリートできたので、いったん振り返りたい。

 

◾️クラシックホテル

「日本クラシックホテルの会( https://jcha.jp )」という連盟があって、比較的アクセスしやすい以下3か所は絶対に泊まりたかった。

⚫︎東京ステーションホテル @東京

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あの東京駅に泊まれるホテル。内装が美しくて溜め息。社会人1,2年目頃に泊まって、自分で稼いだお金で素敵なホテルに泊まれるなんて、大人になって良かった〜!と一丁前に思っていた。朝食ビュッフェも美味しかったなあ。また泊まりたい。

https://www.tokyostationhotel.jp

 

⚫︎奈良ホテル @奈良

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百年以上続く伝統あるホテル。今や懐かしのGoToトラベルを駆使して一人で泊まった。ラウンジのサンドイッチが正統派で美味しかったのと、人生初めてルームサービスを頼んで感慨深かった。朝食は名物の茶粥を食べてみたくて和食をチョイス。コロナ禍で枯れた心に沁みる味だった。

https://www.narahotel.co.jp

 

⚫︎ホテルニューグランド @神奈川

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歴史の教科書で必ず登場するマッカーサーも泊まったというホテル。ロイヤルブルーの絨毯が敷かれた大階段が印象的で、いつかこの目で見てみたいと思っていた。階段を上った先のロビーも優雅だった。発祥の地でシーフードドリアを食べられて満足。

https://www.hotel-newgrand.co.jp

 

◾️似た系統

クラシックホテルではないけど、雰囲気のある建物に泊まれるところ。

⚫︎山の上ホテル @東京

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日本の文豪に愛されてきたホテル。私自身は読書家じゃないけど、なんとなくずっと憧れていた。部屋に生花(バラ)が活けてあったのが、なんとも心憎い。コーヒーパーラーヒルトップのオムライスとババロアが驚くほど美味しかった。天ぷらを食べ損ねたのが心残り…東京ステーションホテル同様、また泊まりたい。

https://www.yamanoue-hotel.co.jp

 

⚫︎神戸北野ホテル @兵庫

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「世界一の朝食」で有名なホテル。部屋によって内装のテーマカラーが違っていて、私が泊まったのは薄緑だった。可愛い。そして朝食。色とりどりの夢のような品々がこれでもかと出てきてテンションが上がった。20代前半の底なしの胃袋でも完食できなくて悔しかった(?)けど、お持ち帰りシステムに救われた。

https://www.kobe-kitanohotel.co.jp

 

⚫︎丸福樓ホテル @京都

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昔、任天堂が本社として使っていた建物をリノベーションしたホテル。既存棟と新築棟とで部屋の雰囲気が異なっていて、どちらも魅力的。オールインクルーシブで、部屋やラウンジにある飲食物を好き放題いただけるのが最高。味噌バターパウンドケーキにハマって、1切れ、また1切れ…とトータル1本分くらい食べた気がする。

https://marufukuro.com

 

◾️番外編

特段クラシカルな建物ではないけど、思い出に残っているので、ついでに書いておく。

⚫︎ウェスティンホテル淡路 @兵庫

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小中学生の頃、何度か家族旅行で連れて行ってもらったホテル。朝食ビュッフェでシェフに作ってもらうオムレツがとんでもなく美味しかった。ただ、数年前に再訪したときには、運営母体が変わったとかで当時ほどの感動はなかった…春先に行くと、ホテルに併設されている「淡路夢舞台」のお花が満開で癒される。

https://awaji.grandnikko.com

 

⚫︎インターコンチネンタル横浜 @神奈川

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横浜のランドマーク的なホテル。部屋から見える夜景がthe横浜という感じで、関西人の私はウキウキだった。こちらも朝食のオムレツが美味しくて………私、オムレツが美味しいかどうかでホテルの良し悪し決めてる節あります。

https://www.icyokohama-grand.com

 

⚫︎シギラベイサイドスイート アラマンダ @沖縄(宮古島)

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いわゆるリゾートホテル。子供の頃、家族旅行で何度か沖縄に連れて行ってもらっていた。数年前、久々に家族旅行に行こうという話になり、宮古島へ。私は旅先でのんびりするのはもったいないと思う質で、リゾート地には長らく行っていなかったけど楽しかった。ああ、ソーキソバとジューシー、食べたくなってきた。

https://shigira.com/hotel/allamanda

 

 

最近あまり旅行に行けてなかったけど、やっぱり旅行は気分転換できて良いなあ。

そういえば学生時代、研究室の親睦会で自己紹介したときに将来の夢を聞かれて「年1,2回 国内旅行、隔年以上でヨーロッパ旅行に行きたい」と答えたら、先生に「欲がないね〜」と言われた。でも、わりと頑張らないと実現しない生活だし、目標設定としては完璧なのでは? 現に隔年ヨーロッパは未達だし。

今の理想としては、旅行関係 +「1,2か月に1回 美味しい物を食べに行く・芸術鑑賞に行く、年1回 ちょっと良いお買い物をする」かなあ。叶えられるものはどんどん叶えていこうと思います。

 

航空管制

社会人になってからの一時期、某空港に着陸する飛行機が間近で見えるエリアに住んでいた。夜、自宅の窓から航空灯の点いた飛行機が飛んでくる様子を眺めるのが大好きだった。

しばらく観察していると、飛行機は綺麗に等間隔で並んで飛んでくること、ときどき飛行機が高度違いで交差していて、それが毎回同じくらいの時刻・位置で起きていること、台風や強風の日は着陸ルートが微妙に違うことに気付いた。

恥ずかしながら、飛行機は空を自由に飛んでいると思い込んでいたので、ある程度固定されたルートがあり、秩序立って運用されていることを発見したときには ものすごく興奮した。そこから、仕組みを知りたい!と調べたところ、「航空管制」というワードと「航空管制官」という職業に辿りついた (航空管制: 航空機を安全に運航させるために飛行の方法等について管制機関が指示を行うこと。航空管制官: 国家公務員として航空交通管制業務に従事する者)。

巨大なシステムをコントロールしている専門職。冷静で頭脳派。そこはかとなく漂う裏ボス感。え…超絶かっこいい……と すっかり魅了されてしまった。

ぼんやりした子供だったので、具体的な職業としての将来の夢を持ったことがなかったのだけど、航空管制官は人生初めて良いなと思った。転職もありかと思い、管制官試験の過去問題集を見てみたりもした。

ただ、自慢じゃないけど、私は生まれてこのかた一度も徹夜で作業したことがない。どうも深夜2時過ぎると、頭痛と動悸がする…世界中の飛行機を相手に、昼夜問わず働かないといけないのに危なすぎるでしょう…いや、他の能力も全然足りてないと思うけど…これは来世に期待案件だと悟り、今に至る。改めて、夜勤で働いている方々を尊敬します。

 

というわけで、航空管制官は私の憧れの職業第1位に君臨し続けている。空港で管制塔をじっとりねっとり見つめている大人がいたら、私かもしれない。

 

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余談①

飛行機が等間隔で飛んでくるという話、実はベランダでスマホを握りしめてタイマーで測ったりもしていた。朝晩のラッシュアワーだと、約3分間隔だったかと思う。大きな金属の塊がたった数分間隔の近い距離で進行しているなんて、一つ間違えたら掠りそう。もちろんそんなことは起きていないので、緻密に制御されてるんだなあと感動する。

 

余談②

Flightradar24というアプリが好き。地球上に飛行機がうじゃうじゃいて圧倒される。しかもそれぞれの出発地・到着予定地・高度・速度等が無料で知れる。管制音声サイトやウェイポイントマップと併せて見るとさらに面白い (ウェイポイント: 航空路の分岐点や空域の境界点のことで、アルファベット5文字で表される。結構お茶目なネーミングで、例えば浦安付近の一つは「MICKY」。マップの詳しい見方はいまいち分かっていない)。

あと、寝つけない夜にFlightradar24を起動すると、自分以外にも起きている人達がたくさんいるんだなと妙に励まされる。まあ、私と違って皆さん働いていらっしゃるので、勝手に仲間意識を持つのは失礼か。

https://www.flightradar24.com/

https://www.liveatc.net/search/?icao=RJTT

https://skyvector.com

 

余談③

一時期舐めるように読んでいた元航空管制官の方のブログ。大変お世話になりました。

https://moto-koukukanseikan.net/category/atc/

 

余談④

飛行機に乗ったときに無料でラジオや音楽が聴けるサービスがあるけど、個人的には管制音声がひたすら流れてるチャンネルが欲しい。案外需要ありそう。いろんな国の法律や国防を考慮すると、よろしくないのかな?

 

余談⑤

航空管制官に近い職業で、ディスパッチャーもかっこいいと思う (ディスパッチャー: 気象状況、飛行場の様子、乗客数や荷量等の運行情報を分析して、航空機の最も安全で効率的な飛行コースや高度を決定したり、到着予定の空港が使えなくなった時の変更先等を決める者)。航空会社に採用されてから、適性のある人が選ばれるそう。すごいな〜。

 

以上、航空ど素人が航空管制官に憧れているという話でした。

 

※画像は「テレビ朝日 NICE FLIGHT!」よりお借りしました。